ミタケオヤシン

MITAKUYE OYASIN

現代アートがアメリカの大地を揺らす!

出演:加藤 翼  監督:江藤 孝治  協力:無人島プロダクション  製作・著作:株式会社グループ現代

2014年/カラー/16:9/full HD/ドキュメンタリー/80分  撮影:高橋 愼二/音響効果:増子 彰/音楽:岸 剛/プロデューサー:田野 稔/支援:一般社団法人 全日本テレビ番組製作社連盟

イントロダクション

若き現代美術家・加藤翼が、
今も居留地に生きる
ネイティブ・アメリカンに出会う。

2013年、現代美術家の加藤翼(30)はアメリカ―スタンディングロック・インディアン居留地にいた。既存のアートの枠にとらわれない個性的なアーティスト(Chim↑Pom、八木良太、風間サチコら)を輩出している無人島プロダクション所属のアーティストである加藤は、2008年より、世界各地で“引き倒し(ひきたおし)”あるいは“引き興し(ひきおこし)”と呼ばれる参加型のアートプロジェクトを多数行っている。

歴史を呼び覚ますアート“ 引き興し ひきおこし ” 
力を合わせた瞬間、現れる景色とは!?

今回、加藤が挑むテーマはアメリカ。アメリカという国が存在する前から、大陸に住んでいた先住民―ネイティブ・アメリカン。加藤は、彼らと交流を重ねるうちに、ネイティブが想像を絶する虐げられた歴史を抱えていたことを改めて思い知ることになる。それを今回のテーマにしようと決めた加藤は、その土地で彼らの協力を仰ぎながらプロジェクトを開始する。それは、民族が古来より受け継がれる文化と自然との交感を呼びさますと同時に、二度と思い出したくない迫害の忌まわしい記憶にも向き合うことになるのであった……。

Column 01 引き興しとは

その土地を象徴する、倒れた巨大な建造物そこに住む人々を巻き込んで成立するアート「引き興し」

加藤翼は、既存のアートの枠にとらわれない個性的なアーティスト(Chim↑Pom、八木良太、風間サチコら)を輩出している無人島プロダクション所属のアーティスト。2008年より、世界各地で“引き倒し(ひきたおし)”あるいは“引き興し(ひきおこし)”と呼ばれる参加型のアートプロジェクトを多数行っている。
加藤翼の創造の過程はいたってシンプル。寝かせた状態の建造物を建て、ロープでそれを引き起こすというもの。しかし、そこで倒される、興される建造物は、その土地に根差した象徴的な“何か”でなければない。そして、組み立てる過程も、その土地で地元の人の協力を仰ぎながら行っていく。材料をどこで調達し、誰に手伝ってもらうのか。加藤のアートは、完成品を展示する作品とは違い、その段階から既に始まっていると言っていい。
また、建造物自体も、数人ではどうしても動かすことができないような巨大なものだ。集められた人々はロープに手をかけ、加藤の音頭で一斉に引っぱる。すると建造物は、徐々に宙に浮き、やがて轟音と共に立ち上がる。巻き込まれた参加者は、同じ達成感・連帯感を共有すると同時に、建造物が内包する物語も共有することになる。これが加藤翼のアート“引き興し(ひきおこし)”だ。

Column 02 ネイティブ・アメリカンの歴史

居留地、同化政策、ボーディングスクール……ネイティブ・アメリカンの痛ましい歴史。

アメリカ全土には部族ごとに居留地と呼ばれる地区が点在する。居留地は、もともと侵略で奪われた先住民の土地と文化を保護する目的で、連邦政府と部族側の代表者の間で条約を結び、設立された。しかし、締結以降に連邦政府側が一方的に条約を破るケースが相次ぎ、保証していたはずの土地のわずか一部しか確保できなかった部族がほとんどである。
また土地は貧弱で耕作に向かず、産業もほとんど無く失業率・貧困率は高い。州から配給されるわずかな年金が収入となるも、そのお金を酒にあてアルコール依存症になってしまう者も多い。追い打ちをかけるようにネイティブ・アメリカンに絶滅の危機が訪れたのは、19世紀末から組織的に行われた同化政策である。部族の人間は「インディアン・ボーディングスクール」という寄宿学校への入学が徹底強制され、民族浄化の手段に活用されていた。
そこでは、部族の文化を持ち込むことは許されず固有の文化や言語を禁じ、軍事教練を基本にした指導による、キリスト教や西洋文化の学習を強制させた。劇中でも、スクールには、ネイティブを白人の家事使用人に仕立てる方針があり、洗濯、掃除、農場の管理などを教育されていたと語られている。また、そのスクールから脱走しようとした女の子が、部族にとっての命ともいうべき長い髪を皆の前で見せしめに断髪された記憶を、ある女性が涙ながらに語っている。

最新情報

2015年11月16日

映画『ミタケオヤシン』が2015年11月29日(日)、東京江戸川区で上映されます!

  • 日時:2015年11月29日(日) 13:50~(上映時間80分)
  • 場所:小岩図書館4F視聴覚室
  • 料金:各回入替、全席自由、当日のみ / 1回1,000円(高校生以下半額)
  • 主催者:メイシネマ上映会(TEL:03-3659-0179)

※詳細は以下のチラシをご参照ください。

2015年9月29日

映画『ミタケオヤシン』が北九州で10/23(金)・24(土)・25(日)の三日間上映されます!

主催頂く東田シネマさんは、毎月上映日になると現れる不思議な映画館だそうです!
北九州市環境ミュージアム内のドームシアターが会場とのこと。
この貴重な上映機会をお見逃しなく!

◆期間

10/23(金)13:30/15:30/18:00
10/24(土)13:30/15:30/18:00
10/25(日)13:30/15:30/18:00
※ご予約はコチラの予約フォームからお願いいたします。

◆料金

一般の前売予約チケット¥1,000円/当日¥1,200円/大学・高校¥500円

◆公開表記

2015年1月3日(土)より渋谷アップリンクにて上映開始!

2015年4月24日

クラウドファンディングの募集期間が終了しました。

ご報告が大変遅くなってしまいましたが、クラウドファンディング企画、「映画『ミタケオヤシン』を米・インディアン居留地で上映したい!」プロジェクトの支援募集期間が終了いたしました。残念ながら目標額には達しませんでしたが、20名の方々からご支援をいただくことができました。応援頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今後は頂いたご支援を糧に、引き続き現地上映会の実現を模索してまいります。動きがあり次第またご報告致しますので、ひきつづき長い目で応援頂けると幸いです。 スタッフ一同

2015年1月8日

『ミタケオヤシン』@アップリンクトーク

  • 1月3日(土) 18:50の回上映後 登壇者:江藤孝治監督
  • 1月10日(土) 18:50の回上映後 登壇者:金子遊さん(映像作家・批評家)
  • 1月11日(日) 18:30の回上映後 登壇者:関野吉晴さん(探検家)×江藤孝治監督
  • 1月14日(水) 18:30の回上映後 登壇者:伊藤めぐみさん(映画『ファルージャ』監督)×江藤孝治監督
  • 1月12日(月祝) 18:30の回上映後 登壇者:大友映男さん(三鷹やさい村主催)×江藤孝治監督
http://www.uplink.co.jp/movie/2014/34564
2015年1月8日

T-joy博多:1/10(土)初日・監督舞台挨拶決定!!

江藤監督の故郷、福岡での公開初日・1/10(土)に、江藤監督の劇場舞台挨拶が決定しました!
この機会に、ぜひ足をお運びくださいー♪

▼福岡:T・ジョイ博多・2015年1月10日〜1月16日公開スタート!

(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1−1/092-413-5333)
http://t-joy.net/site/hakata/index.html

2014年12月24日

来場者プレゼント(無くなり次第終了)

「自然を大切に敬い、大地と共に生きる」アメリカン・インディアンの活動家「デニス・バンクス」 氏が厳選した商品の中で、
古来より伝わる先住民の伝説に従いブレンドされた天然ハーブティーを、『ミタケオヤシン』ご来場 の方に先着でプレゼント致します。
※渋谷アップリンクにご来場の方のみ
(提供:隅田商事)

2014年12月13日

2015年1月3日(土)より渋谷アップリンクにて上映開始!

◆期間

1月3日(土)~1月9日(金) 18:50 (※1月4日(日)のみ19:10より)
1月10日(土)~1月16日(金)18:30
特別鑑賞券1300円(税込)絶賛発売中!

◆料金

一般¥1,500/学生¥1,300(平日学割¥1,100)/シニア¥1,100/UPLINK会員¥1,000

◆公開表記

2015年1月3日(土)より渋谷アップリンクにて上映開始!

◆トークイベント

1月3日(土)江藤孝治監督トーク
1月11日(日)18:30の回上映後トーク、関野吉晴さん(探検家)×江藤孝治監督 追加イベントも交渉中!


▼関連イベント

冒険はここからはじまった!江藤孝治監督の前作『僕らのカヌーができるまで』トーク付き上映会
◆日時
1月4日(日)16:30~
◆場所
アップリンク・ファクトリー
◆料金
¥1,200/『ミタケオヤシン』の半券(バルト9も可)提示で¥1,000
※『ミタケオヤシン』との連続鑑賞も可。2作品で¥2,000
◆トークゲスト
江藤孝治、水本博之ほか
◆『僕らのカヌーができるまで』(2010/109 分)
出演: 関野吉晴, 佐藤洋平, 前田次郎, 田中里子, 高林聡子
監督: 江藤孝治, 水本博之, 木下美月, 鈴木純一
◆詳細
探検家・関野吉晴は日本人の祖先の足跡をたどる旅「新グレートジャーニー」最終章として、インドネシア〜沖縄の海洋ルート航海に挑んだ。「自然から直接採取した材料だけで、手作りのカヌーを作ろう」。関野は自身が教鞭をとる武蔵野美術大学の教え子達に呼びかけに、壮大な計画に夢を重ねた若者達が集った。 鉄器、縄、保存食、そしてカヌー本体。航海に必要な4つの要素を作るべく、若者達が現代の日本とインドネシアを舞台に奔走する。僕らが手にしたものは何だろう、それと引き換えに失ってきたものとは。”つくる” ことを通して得られる幾多の気づきに、現在、そして未来を模索する若者達の奮闘を描いたドキュメンタリー。『ミタケオヤシン』の江藤孝治の監督第一作。
http://bokuranocanoe.org/

『ミタケオヤシン』展
◆入場
無料
◆場所
アップリンク・ギャラリー
◆期間
12月23日(火・祝)~1月16日(金)
◆詳細
ギャラリースペースでは、映画に登場した資料や希少なグッズの実物を展示。 実際に加藤翼さんが参照した「全米居留地マップ」や本人直筆の「構築物設計図」など 映画の世界をさらに味わえる内容となっています。必見です!
2014年12月8日

『ミタケオヤシン』クラウドファンディング開始!

新宿バルト9、広島バルト11でついに公開が始まった映画『ミタケオヤシン』。
この度ミタオヤ応援プロジェクトでは、お世話になった先住民のもとへこの映画を届けたい!という思いから、クラウドファンディングを開始しました!クラウドファンディングとは、インターネットを介して資金を募り、皆さんと一緒にプロジェクトを達成するための仕組みです。

詳しくはこちらから⇒ https://motion-gallery.net/projects/mitaoya

映画に共感して頂けた方は、是非是非ご支援ご検討ください!

2014年12月8日

公式パンフレットが販売中!

現在、新宿バルト9、広島バルト11で公開中の『ミタケオヤシン』ですが、
素敵な公式パンフレットも劇場売店にて発売中です。
江藤孝治監督と加藤翼さんの寄稿。アメリカ・インディアン居留地の地図、解説など。
定価500円。ご鑑賞の記念にぜひお求め下さい。

2014年12月8日

映画サイト「シネマトゥデイ」プレミア前夜祭の記事が掲載!

先日行われたミタケオヤシンのプレミア前夜祭イベントには、沢山のお客様にお越し頂き誠に有難うございました。
トークもゲストの Chim↑Pomの卯城竜太さん、エリイさんを交え白熱したトークとなりました。
その時の模様を「シネマトゥデイ」にて記事にして頂きましたので、是非ご覧ください。


シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/page/N0068776
フォトギャラリー
http://www.cinematoday.jp/gallery/E0006467
2014年11月21日

現代アートはこの世界をどう変えるのか?※このイベントは終了致しました。

12月6日よりバルト9にて公開となる映画『ミタケオヤシン』の、公開前夜のプレミア上映が決定!
アフタートークに、Chim↑Pomのエリイ、卯城竜太。本作主演の現代アーティスト、加藤翼。
監督の江藤孝治が登壇してトークを繰り広げます。

2014年12月の世界人権デー(日本では人権週間)にあわせ、新宿バルト9ほか6都市のT-joy系列で劇場公開!
どうぞご期待ください。


◆日時:12月5日(金)21:40~上映開始

(舞台挨拶 23:10 - 23:40)

◆トーク​出演:

  • エリイ(Chim↑Pom)
  • 卯城竜太(Chim↑Pom)
  • 加藤翼(本作主演)
  • 江藤孝治(本作監督)

◆料金

  • 一律1,300円
  • 前売券使用可能

場所:新宿バルト9

http://wald9.com/index.html
2014年11月7日

TOKYO CULTUART by BEAMSとコラボレーション!“ミタオヤ”トートバッグが登場!

数々のアート作品やデザインプロダクツを手掛けるTOKYO CULTUART by BEAMSが、映画『ミタケオヤシン』をモチーフにしたトートバッグを制作。劇中にも登場する移動式住居“ティピ”をモチーフに、加藤翼のアート“引き興し”をデザイン。本物の紐が4本混じっています。


販売価格:3,240円(税込)
発売開始日:11月17日(月)
素材:綿100%(シルクスクリーンプリント+糸縫い付け)
販売店舗:トーキョー カルチャートbyビームス、BEAMS T

※12月1日よりBEAMS ONLINE SHOP トーキョー カルチャート by ビームスのコーナーでも発売
http://arts.beams.co.jp


TOKYO CULTUART by BEAMS

東京から生み出されるアートや、熱狂をもって迎えられるカルチャーを発信するプロジェクト。2008年12月、原宿にオープンした フラッグシップショップでは、ペインティングやスカルプチャーといったアート作品をはじめ、アートブック、ソフビまでと、 東京のある種雑多な雰囲気を感じさせるボーダーレスなセレクトを展開しています。また常時開催しているエキジビションやライブ イベントを通じ、“CULT(熱狂)”“CULTURE(文化)” “ART(芸術)”を表現。そのオリジナリティ溢れる審美眼は高い評価を得ています。

お問い合わせ:トーキョー カルチャート by ビームス / 03-3470-3251(毎週木曜定休、その他休業日あり)
http://shop.beams.co.jp/shop/cultuart/


▼11月17日(月)から発売
  • ビームス T 原宿
  • ビームス タイム(渋谷)
  • ビームス 新宿
  • ビームス ストリート 梅田
  • ビームス 仙台
  • ビームス 金沢
  • トーキョー カルチャート by ビームス
▼12月1日(月)から発売
  • BEAMS Online Shop トーキョー カルチャート by ビームス コーナー
  • ZOZO TOWN トーキョー カルチャート by ビームス コーナー

お問い合わせ:トーキョー カルチャート by ビームス / 03-3470-3251(毎週木曜定休、その他休業日あり)
http://shop.beams.co.jp/shop/cultuart/

2014年10月30日

ぴあにて前売り券が販売開始!

『ミタケオヤシン』の前売り券がぴあでも取り扱い開始しました。
ぴあのHPや店舗、全国のセブンイレブン、サークルK・サンクスなどにてお買い求めいただけます。
また、新宿バルト9をはじめ上映劇場でも取り扱っておりますので、ご希望の方は是非お求め下さい!


▶発売予定日:10/29(水)
▶Pコード:465-880
※ 全国のセブンイレブン、サークルK・サンクス、ぴあのお店にてお買い求めいただけます。


※ 12月6日(土)から公開する 新宿バルト9ではナイトショー上映(24~25時台の上映開始)となります。
※ 新宿バルト9以外のT-joy系列上映館ではレイトショー上映(21時台の上映開始)を予定しております。
※ その他、詳細含め上映館によって異なります。正式な情報は、劇場/作品HPでご確認ください。

http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1448197

2014年10月21日

映画「ミタケオヤシン」ってなんだろう?
現代アート×インディアンの世界!アースガーデンを通じて感じよう! ミタケオヤシン in アースガーデン!

今冬公開の新作ドキュメンタリー映画『ミタケオヤシン』がアースガーデンとコラボレーション!映画の舞台であるアメリカ・インディアンの世界について、探検家の関野吉晴さんにお話をうかがいます。本作の主人公である現代アーティスト・加藤翼さんと監督の江藤孝治さんも登壇。大学時代は 関野さんの教え子だった二人が、インディアンの世界で、肌で感じたアレコレを、関野さんにぶつけます。インディアンの歴史、現在が垣間見えるアツいトークにご期待ください!

また、スペシャルブースとして会場内になんと「ミタオヤティピ」(ティピとはインディアンの移動式住居のこと)が出現します!

予告編上映やお絵描きコーナーなど、映画に関するイベントが行われていますので、ぜひお立寄りください。


◆スペシャルトーク!

ネイティブアメリカンの"れきし・くらし”を通して見つめ直す、わたしたちの生活

ゲスト:関野吉晴(探検家)、加藤 翼(現代アーティスト)、江藤孝治(映画監督)

  • 日時:10月26日15:30〜16:00
  • 場所:SPROUTステージ(アースガーデン内)

◆アースガーデン概要

  • 開催場所:代々木公園イベント広場・ケヤキ並木
  • 日時:2014 年 10 月 25(土)10:00 - 19:00(出店は17:00 まで)
  • 日時:2014 年 10 月 26(日)10:00 - 17:00
earthgarden “秋”第 10 回代々木クラフトフェア
オーガニック&エコロジカルなライフスタイルが、より身近なものになるように。 自然と人との共生の意識が、より毎日の暮らしに根付くように。 アースガーデンでは、幅広い人々と様々な出店が集まる場を創り続けています。
主催:アースガーデン
2014年10月8日

映画「ミタケオヤシン」2014年12月・劇場公開決定!

既存の枠にとらわれない個性的なアーティスト(Chim↑Pomら)を輩出している無人島プロダクション所属の加藤翼(30)。 彼が、2013年にアメリカでネイティブ・アメリカンと共に行った参加型アート・プロジェクトを記録したドキュメンタリー「ミタケオヤシン」。いよいよ公開が決定しました!

監督は、探検家・関野吉晴氏の探検プロジェクトの記録をまとめたドキュメンタリー映画『僕らのカヌーができるまで』の江藤孝治。本作が監督第2作品となります。

2014年12月の世界人権デー(日本では人権週間)にあわせ、新宿バルト9ほか6都市のT-joy系列で劇場公開!どうぞご期待ください。


  • 2014/12/6-12/12:新宿バルト9、広島バルト11
  • 2015/ 1/3- 1/9 :梅田ブルク7、横浜ブルク13
  • 2015/ 1/10-1/16: T・ジョイ京都、T・ジョイ博多

▶期間中イベント企画中! 詳細は劇場情報へ↓

コメント

ティピーを引き上げた時、ボーディングスクールを引き倒した時、参加者の満面の笑顔、歓喜は見ているものをも共感させる。それは一瞬のものだが参加者には生涯忘れられない記憶として残るだろう。一瞬の輝きを映像に収めた意義は大きい。人々がつながった一瞬を次の代まで伝えることができるからだ。

アラスカやシベリアで北方先住民の捕鯨を見たことがある。鯨を仕留めると、全ての白いスキンボートが一列になり、最後尾にホッキョククジラが曳航されていた。沈み行く太陽の光が当たってハンター達の顔は実に生き生きとしていた。村に着き、真っ白い陸上に引き上げると、村人たちが集まってきた。いつもは見ない障害者が車椅子に乗り、年寄りが孫や娘と一緒に出てきた。皆いい顔をしている。鯨は元キャプテンの長老たちの指導で解体が進められた。村人たちは実にいい顔をしていた。

彼らもスー族と同じように失業率が高く、アルコールやドラッグにおぼれるものも多い。その中で人々が生き生きとした顔をするときがある。それは共通していて、人々がある目標に向かって協力し、何かをやり遂げた時だ。

僕にとっては同志みたいなアーティスト翼くん。始めて会ったのは確か彼がまだ10代のころ。しばらくして「引き倒し」を始めた彼の、それまでの日本人アーティストになかったストレートでハッピーなエネルギーとコンセプチュアルでスマートな感覚に、とてつもない可能性を感じたのを覚えている。

3.11をきっかけに、建造物を壊す「引き倒し」の意味に悩み、新しく「引き興し」を始めた時も僕らは悩みを話し合っていた。思えばこの映画でフォーカスしているプロジェクトを彼が考えていた時も僕は翼くんと一緒にいた。ニューヨークにあるストリートアーティストJRのスタジオに一緒に泊まりながら、そこから始まる彼の旅について話し合っていた。その時翼くんが考えていたのは、自分個人や日本の枠を超えて、アートが今の世界や歴史に「ちゃんと」関わること。彼はアメリカをそのステージに選んでいたのだ。

それからこの映画でその軌跡と出来上がった作品を観て、不覚にもラストシーンで僕は泣きそうになった。もちろん翼くんを個人的に知っていたからっていうのは大きいだろうけど、僕にはそんな彼の葛藤や行動が、グローバリズムや天災、戦争や恐慌や革命や原発などのカオスに翻弄されながらも「今を生きる」全てのアーティストたちの心を映しているように見えたのだ。そしてまたネイティブアメリカンたちの姿からは、同じ時代を生きる多くの人々の傷や希望が垣間見えた。映画を観て改めて気づく。

翼くんは、言っていた通り、「ちゃんと」自分のアートを国境を超えて社会と歴史に繋げたのだ。英語も下手で、金もなくて、色んなことにいつも悩みながら、本当に良くやるわと思う。NYで語っていた旅の初心からも、「引き倒し」を始めた若造だった時の確信からも、全く何一つぶれずに、シンプルに。

でもそんな彼の生き様を収めたこの映画は、観る人たちの生き方を改めて問い直し、あることを気づかせると思う。こんなハッピーでバカな生き方だからこそ、人種を超えて人を感動させることが出来るんだってことを。

活動がもたらす結果だけじゃない
活動力も活動そのものもアートである
それを教えてくれるのが加藤翼のアートだ。

予告編

スタッフ&キャスト

登場:加藤翼(かとう つばさ)

1984年生まれ。アー ティスト/無人島プロダクション所属。
武蔵野美術大学を卒業、東京藝術大学大学院を修了(M.F.A.)後、森美術館の「六本木クロッシング2010」 (同展にて隈研吾賞を受賞)でデビュー。構築物をロープで引っぱるシンプルな行為が、数百人の参加者を伴うプロジェクトへと発展する代表作「引き興し」プ ロジェクトを各地で展開している。主な展覧会に「Now Japan 」(2013/Kunsthal KAdE美術館/オランダ)、「3・11とアーティスト:進行形の記録」(2012/水戸芸術館/茨城)、「Project Daejeon 2012:Energy」(2012/テジョン美術館/韓国)など。

監督:江藤孝治(えとう たかはる)

1985年2月17日生まれ。福岡県出身。グループ現代 所属
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 卒業。大学でデザインを学ぶ傍ら、探検家・関野吉晴氏に師事し、同氏の探検プロジェクトに帯同しながらカメラを回す。その活動の記録をまとめたドキュメンタリー映画『僕らのカヌーができるまで』(芸術文化振興基金助成作品/武蔵野美術大学卒業制作展優秀賞)を制作。その後、記録映像の道を志し、今に至る。

プロデューサー:田野稔(たの みのる)

1944年6月4日生まれ。東京都出身。プロデューサー/グループ現代 代表取締役社長。
フリーディレクターを経て1986年グループ現代入社。
「在日親子 日本で生きるということ」(ATPドキュメンタリー部門最優秀作品賞)、
映画「月あかりの下で」(文化庁文化記録映画優秀賞)他、数々のテレビ番組、映像作品を手掛ける。

製作著作:グループ現代

ドキュメンタリー映画、テレビ番組、広報・教育映像、展示映像、
特殊映像、DVD、動画コンテンツの制作・配給までカバーする
今年で創立47周年を迎えた経験豊かな総合映像制作会社。
株式会社グループ現代(〒160-0022 東京都新宿区新宿2-3-15 大橋御苑ビル7F)

「ミタケオヤシン」の自主上映の受付を開始しました!
あなたの街のイベントや上映会で上映してみませんか?

  • 映画全般についてのお問い合せ
    distribution@g-gendai.co.jp
  • 上映についてのお問い合せ
    distribution@g-gendai.co.jp

自主上映をご希望の方は、
下記の申込書をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上お送りください。

GROUP GENDAI

株式会社グループ現代
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-3-15大橋御苑ビル7F

劇場情報

上映終了 2015年
1023日〜1025
1330〜/ 1530〜/
1800
東田シネマ

〒805-0071北九州市八幡東区東田2丁目2-6
北九州市環境ミュージアム

(東田シネマは北九州市環境ミュージアムをメイン会場にしています。)
※北九州市環境ミュージアムの電話番号:093-663-6751

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●チケットの購入について●

一般の前売予約チケット
1000円/当日1200円 大学・高校500円
前売りチケット購入はこちらから

上映終了 2015年
22113時〜
アーツ千代田3331・1階特設会場

〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14

3.11映画祭にて上映 
※上映後、トーク有り(加藤翼氏×楠見清氏)。

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●チケットの購入について●

前売り700円、当日1,000円
前売りチケット購入はこちらから

上映終了 2015年
110日〜116
T・ジョイ博多

〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1−1

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上映終了 2015年
110日〜116
T・ジョイ京都

〒601-8417 京都府京都市南区西九条鳥居口町1

ウェブサイトをチェック GoogleMapをチェック
上映終了 2015年
13日〜116
UP LINK

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階

ウェブサイトをチェックGoogleMapをチェック
上映終了 2015年
13日〜116
KINEZO CINEMA

KINEZO CINEMAは新作映画が視聴できるオンライン劇場です。

ウェブサイトをチェック
上映終了 2015年
13日〜19
横浜ブルク13

〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1-7
TOCみなとみらい6F

ウェブサイトをチェック GoogleMapをチェック
上映終了 2015年
13日〜19
梅田ブルク7

〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1−12−6

ウェブサイトをチェック GoogleMapをチェック
上映終了 2014年
126日〜1212
広島バルト11

〒735-0021 広島県安芸郡府中町大須2丁目1−1

ウェブサイトをチェック GoogleMapをチェック
上映終了 2014年
126日〜1212
新宿バルト9

〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目1-26
新宿三丁目イーストビル9階

ウェブサイトをチェック GoogleMapをチェック

2014年12月6日より新宿バルト9ほかにて“連環する”ロードショー!